ストーリーズという一日で消える投稿が気軽でいいねなんていう時代になって、ふと、もうずいぶん前に、こういう発想があった人のことを思い出した記。
今日の目次;
Web黎明期
Web黎明期、個人のホームページというものが流行った。その頃のメインコンテンツに、日記・掲示板(BBS)・リンク集というのがあった。リンク集っていうのは、自分が見つけた他サイトのURLを貼っておくというやつで、そういえば、今はあんまり見なくなったかなと。ブログという仕組みの前に、日記サイトというWebサービスが多くあったが、次第にブログに置き換わっていき、日記という名のサービスは廃れていった。掲示板は某©︎hというのができたり、掲示板荒らしという勢力も出てきたりして、個人が提供する交流の場としての利用は日記サイト同様に廃れていった。
リンク集と言う名のブックマーク
そういうわけで、リンク集というのがメインコンテンツにあった頃、ある方のサイトを担当していたのだが、その方がこう提案してきた。
「1日で消えるリンク」っていうのしようよ!
1日で消えるってどいういうことだ?1日で消すような情報を更新する意味があるのだろうか?そんなふうに思っていたのだが…。
ストーリーズの登場
2016年にストーリーズが登場した*1。今や、タイムラインへの投稿よりもストーリーズへの投稿がメインの人も増えているんじゃないかな。自分もオフィシャルで担当しているものはストーリーズの方が多い。ちょっと出しといて!っていうのに便利。予約制店舗を持ってる友人は、急なキャンセル時に空きでました!みたいに使ってたりもする。
タイムラインにかしこまった写真や記事を載せるより、いまちょっと伝えたいだけってときに、とても気楽。24時間で消えるっていうのもいい。タイムラインに強制的に流されないから他者へのストレスも少ない(と思う)。見たい人が見ることのできる最新情報。タイムラインが雑多な投稿で散らばるのいやだ、そんな要求にも応えてくれる。
とにかく、便利だ。SNSが嫌になる原因の一つに、タイムラインストレスってあると思うんだよね。(今名付けたけど)
それで、ふと、「1日で消えるリンク」のことを思い出した。というわけだけど。
ネットの情報ってそんなもんだよ
「1日で消えるリンク」それに意味があるのかと思った当時のσ(゚∀゚ )オレ。その人は、ネットなんてそういうものだと、だからいいんだと、そう言ってた。そういうものというのは、何の確証もない、いつまであるのか、いつ消えるのかもわからないようなもの、という事だと思う。刹那的な。戯言のような。つぶやきのような。現れては消えていく、気泡のような。諸行無常の響きな感じ。いつでもそこは夢の跡。
σ(゚∀゚ )オレはその本質に気づいていなかったのだなぁ。
今の時代になってようやく気づくの巻…
おわり
omake
あー。当時はFlashくらいできないとね、なんて言われていたけど、サポート終了して久しい。
*1:らしい