オカルト波ℙ

浅はかな妄想探訪記

      浅はかな妄想探訪記

美しいものをソウゾウスル

一昨日くらいかな、寝落ちする寸前の自己問答と落胆。

今日の目次

おなじことをくりかえす

もうだいぶ生きてきたけど、思えば、これはこんなもんだ、と、思っている間は同じことをずっと繰り返しているんだなー。一昨日、ちょっとそんな自分の様子に落胆したことがあって。

寝入り前

寝入り前に怖い顔が出てくる、みたいなことは子供のころからよくあった。怖い顔というか、自分が寝落ちするのが怖くて怖い顔とか想像しているんだろうけど、こんな年になっても、怖い顔というか、怖い物みたいな、おどろおどろしい想像に気が行ってしまってこえええええ!みたいになる時がある。金縛りてか、睡眠麻痺的なことがあったりすると。

「入眠時幻覚」

この幻覚は怖いものを見ることが多いらしい。で、σ(゚∀゚ )オレは怖い物しか見ない。このとき、ふと、自分の意識が関与していることに気づき、ばかだな、自分で怖いもの作り出して怖いとかいってるなら、美しいもの想像すればいいじゃないか!と、(# ゚Д゚)ってみた。

…すると、なにも思いつけない。美しい物という漠然とした創造物ってできないのか?怖いものはいくらでも想像できるのに。ちょっとショックで、美しい人とか思って見たけど、どこかで見たことのある顔しか思いつけない。ええええ。σ(゚∀゚ )オレの想像力ってこんなもんかい!とも思ったし、美しい物って、作品を作るために何かしらのテーマがあれば、それに向かってイメージを増長して仕上げることはできるにしても、入眠時幻覚的なサラな状態で美しい物ってそうぞうできねー!

...と。

これはいかん!

ということで、日常から、美しい物について自分に問いかけてみることを始めた。今のところ何も思いつけないのだけど。世の中不安産業。怖いことはいくらでも想像できる。じゃあ、その逆はできるのか?試してみるのもイイかなと。

何年か前の世界パティシエコンテストみたいなNHKで放送してるやつの副題に「すべてのアートは自然の模倣である」っていうルキウス・アンナエウス・セネカという古代ローマ帝国の哲学者の名言が使われていたんだけど、本当に、と、その時思ったりもしたけど。

映画コンタクトで主人公が目にする「ビューティフォーーーー」って光景は、きっと想像もできないものなんだろうなと。映画的に映像は作られているのだけれども。きっと実際のその「ビュティフォー―――」なものは、人智を越えているんだろうなぁ。

世のなかきなくさいですが。

こんな今こそ、美しいものに思いを馳せてみませんか、みたいな。

余談:DVDのおまけコンテンツ

コンタクト 特別版 [DVD]

コンタクトのDVDは購入したのだけど、DVDって、制作秘話みたいなおまけコンテンツも収録されてていいよね。この映画はオリジナルの小説のイメージや世界観を壊さないで如何に2時間にまとめるかって苦労したそうな。メッセージを解読する手法はシン・ゴジラの折り紙にも影響しているのでは?って思ったり。ストリーミング(ネット)配信が主体になったらこういうコンテンツもなくなってくるんだろうなぁ。子供の頃見れなかったエマニエル婦人のDVDを大人になって見たことがあるんだけど、ディレクターズカット版のおまけコンテンツも面白かった。ラストシーンはゲンスブールバーキン(バルドーではなかったと思う)の提案によってああなったんだとか。監督は写真家出身で光と影がどうのといって映像にとても自信を持っているんだけど、編集の女性は、映像が暗くて使い物にならず、編集にとても苦労したと、ラストをどうまとめるかっていうので、二人に相談したんだとか。その制作の二人のコントラストも面白かった。そのDVDは今持ってないから記憶の中の事なので多少違っても許してね。

🈡